絵本を読む
グリム童話《カエルの王様》
監修 グリム兄弟博物館館長
ルートビィヒ・デーネッケ
訳 高橋健二
昔に願い事が叶う設定です。とてもとても綺麗なお姫様の物語です。
大事にしていた金のまりを誤って井戸に落としてしまった。そこへ井戸からカエルが現れて、まりを探す代わりにお願い事をします。よっぽど大切にしていたせいか、お姫様はカエルの言う事を聞く約束をしてしまいます。まりが見つかるとさっさと城へ帰ってしまいました。カエルの言う事など聞こうとは思ってなかったでしょう。ある時お城へカエルがやって来ます。がお姫様は取り合おうとはせず、そんな様子をみた常識のある王様が約束を守る様伝えて、お姫様は願い事を叶えます。カエルの願いは聞きたく無い事ばかり、私も聞きたくない願いです。
最後にはお姫様は切れてしまいます。気持ちは分かります。この本の中のカエルに好感が持てない、そのカエルの願いを叶える事は難しい、など、説明がリアルです。最後の結末も意外な展開です。結果についてはちょっと疑問が残りました。その後は本を読んで見てください。